こころの劇場子どもたちからの
感想文

全国各地の子どもたちに演劇の感動を届けるプロジェクト「こころの劇場」。
その観劇後に子どもたちから届いた感想文を紹介します。

2023年度の感想文

エルコスの祈り

演技をしている人たちは、歌ったりおどったりしてすごくがんばっていて面白かったです。演技を見ていて、友達や仲間をこれからも大切にして、何事も許してあげる心がとても大事だと思いました。すごく勉強になることを、面白く、詳しく、分かりやすくしていてすごかったし、ずっとおどって歌ってしゃべって、笑顔で演技をしていてすごかったです。いつか、エルコスみたいな機械ができたら、温かい心をもって、たくさんしゃべりたいと思いました。
最初は、夢や希望等をもたない子供たちだったのに、エルコスがそれをもたせ、楽しい気持ちにさせていて、そういう世界になれたら、とってもいいなと思いました。あと、それを全国に伝えている、劇団の人たちの気持ちがすごいなと思いました。これからは、ぼくもその温かい心と何事も許してあげる心をしっかりもちたいと思いました。

富山市立東部小学校 6年(富山)
Yさん

九月十五日に、アリオスで、「こころの劇場」を見て来ました。『エルコスの祈り』という心温まる物語です。
エルコスは、家事やスポーツ、ダンスまで完ぺきにできる万能ロボットで、とても優しい「心」を持っています。私が特に感動したのは、ダニエラ達に、瞬間冷凍庫でこおらされたエルコスを、子ども達が暖めてあげる場面です。私も人を思いやる気持ちを忘れないようにしたいです。

いわき市立泉北小学校 6年(福島)
平子みのりさん

わたしは、「こころの劇場」で『エルコスの祈り』を見て、夢や希望を持つことの大切さを改めて知りました。夢や希望を忘れてしまった子供たちが、温かい心を持つエルコスに心を開き、仲間の大切さや人を思いやる素晴らしさを知るというのがとてもすてきだと思いました。
わたしが一番印象に残っているのは、ジョンの気持ちが変わっていくところです。ジョンがエルコスを信じることができないのは、小さなころから機械に育てられていて、本当の優しい心を知らなかったからだと思いました。人間は、優しい心がないとなかなか良い人間関係を築くことができなくて、孤立してしまうと思います。優しい心は人間にとってとても大事だと考えました。だからこそ、最後にはジョンも優しい心を持つエルコスに心を開いたのだと思いました。
わたしも友達が優しく話しかけてくれたり勉強で分からないところを教えてくれたりしたときに優しい心を感じ、うれしく思った経験があります。わたしも友達の話をよく聞いたり優しく接したりするなど、エルコスのような優しい心を大切にしていきたいです。
また、わたしにも『エルコスの祈り』に出てきた子供たちと同じように夢があります。それは、人や動物、自然のために働くことです。世界には、食べる物や住む場所がなくて困っていたり病気になって命を落としたりする人がいます。その人たちのためにも寄付をしたり支援をしたりして、少しでも亡くなる人を減らす助けになりたいです。そのために、外国語や社会、国語の勉強を特にがんばりたいです。世界中の人と話したり、世界ではどのようなことが起きているのかを知ったりすることが大切だと思ったからです。夢や希望を持つことの大切さを改めて学んだので、わたしもあきらめずにがんばっていきたいです。
劇団四季を観るのは今回が初めてでしたが、現実の世界と重なる部分もあって、とてもおもしろかったです。優しさや夢や希望を持つことの大切さを改めて感じたので、これからも大切にしていきたいです。

名取市立ゆりが丘小学校 6年(宮城)
東実緒さん

劇団四季のみなさんへ

私は、『エルコスの祈り』を見てエルコスが子供たちに一人ひとりちがうカラフルな衣装を作ってあげて子供たちの良いところを伝えてあげる場面と子供たちが好きなことやものからこういう職業が向いていると言った場面が心に残りました。
一人ひとりの個性を否定せず認めて個性を表す衣装を作ったり夢がなかった子供たちの好きなことやものを聞いてこういう職業が向いていると言って夢を持たせたりしてすてきだなと思いました。
私は、こういうことができるエルコスみたいな温かい心を持った人になりたいなと思いました。

富山市立熊野小学校 6年(富山)
松森友里さん

劇団四季のみなさんへ

今日は、『エルコスの祈り』を披露してくださってありがとうございました。ユートピア学園は、「子どものために」といいながら、1番大切なことを見失っているなと思いました。夢、希望、笑顔がないなんて、生きていく‟楽しさ"を失っているなと感じました。そんなみんなを、エルコスが変えてくれて、「いいお話だな...」としみじみ思いました。エルコスが、最後に大切なことをつたえて空気のようせいになるシーンでは、せつなくて、悲しくて感動して、泣いてしまいました。私もエルコスのような美しい心がほしいです。"完ペキな人はだれもいない"。その言葉を、このミュージカルを見て思い出しました。人は完ペキじゃなくていい。でも、自分の夢、希望、個性、そして笑顔だけは、なにがあっても忘れたらいけないなと思いました。
すてきな時間をありがとうございました。このミュージカルに出会えて、とっても幸せです。

松江市立中央小学校 6年(島根)
麻布凛さん

ジョン万次郎の夢

あきらめない心

私は、『ジョン万次郎の夢』のようなミュージカルを観るのが初めてで、観る前はどのような物なのだろうとドキドキしていました。始め船が出てきて人が乗っていて動いていたのでどのように作られているのだろうと思い、ビックリしました。あらしがきたときは波がすごく本物のように表現されていてすごかったです。また、シーンに合わせた音楽で、登場人物の気持ちが表現されていて、感情がとてもよく伝わってきました。
このミュージカルを観て、私がいちばん心に残ったのは、万次郎が日本に戻るのを決めたところです。なぜなら、そのままアメリカですごしていれば幸せに暮らしていられるのに、日本に戻ると自分の命がどうなるか分からないけど日本に戻ることを決意したからです。それに、今と時代はちがいますが、国を変えようと考えることがすごいと思いました。帰国後、やはり困難にみまわれましたが、理解し合うには、たがいに誤解を解くことが、重要という考えにとても心が動かされました。今まで、そんな考え方をしたことがありませんでした。あきらめずに自分の気持ちを、相手に伝え、相手の気持ちもしっかり聞けば、人の心を動かし、万次郎は国までも動かすことができ、私も見習いたいと思いました。
とてもすてきなミュージカルで感動しました。ありがとうございました。

藤井寺市立道明寺小学校 6年(大阪)
甲斐心華さん

大阪府立中津支援学校

大阪市立堀江小学校
西堀那奈香さん、金田里央奈さん、神林都さん

劇団四季のみなさんへ

今日の『ジョン万次郎の夢』、とてもすごい劇でした。私はこのような劇を初めて見て、感動しました。ものすごい迫力を生で感じることができ、素晴らしい歌をきくことができて、楽しかったし、ジョン万次郎の世界にとけこむことができました。そしてジョン万次郎に"信じることの大切さ"を教えてもらえた気がします。信じることで夢はかなえることができるんだなと思いました。
歌とおどりで、こんな感動と大切なことに気づかせてもらえるなんてすごいなと思いました。
ありがとうございました!

神戸市立西脇小学校 6年(兵庫)
垂井るみさん

ミュージカル『ジョン万次郎の夢』を見させていただいて

初めて劇を見て楽しかったし、おもしろかったです。歴史とか昔のことを学校で勉強するのはきらいだけど劇で観ると覚えられたし英語の勉強は苦手だけどしゃべれるようになりたいと思いました!!あんなにセリフや歌があるのに1つ1つ心がこもっていていいなと思いました。なみ、船を自分たちで動かしていわ感がなさすぎて感動しました。あと限られた時間で止まることなく動いていて大変そうだなと思いました。私が好きな場面は船のところです。やっぱり動いてるのがリアルで見るのが楽しかったからです。今回、劇団四季の話を見てきかいがあったら他のやつも見てみたいと思いました。あとあの時の日本に外国と話すきかいをあたえた万次郎はすごい人なんだと分かりました。あとこの劇を見て外国楽しそうだなと思いました。夢の夢でも万次郎があきらめないでやってくれたから良い結果になったので大きな存在なんだと言うことがすごく伝わってきました。本当に楽しかったです!難しいのに分かりやすくてよかったです。いい経験になったし、いい勉強になりました。このことをきっかけに劇団にきょう味を持ちました。本当にすてきな物を見せてくれてありがとうございました!!

釧路市立中央小学校 6年(北海道)
石田芽愛さん

「こころの劇場」感想文

・昔の人の様子がおもしろかった。女の人が怒って、男の人のお尻を叩くところがおもしろかった。ぼくは「くくっ」と小さく笑いました。

・演技力が想像以上に高くて心打たれました。実際に万次郎たちは英語が使えなくて「Nice to meet you」が「ナイミツ」になって普通に英語が言えないところも再現されててすごいなぁと思いました。最後に、ジョン万次郎が「明日を共につくろう」と言っていたところがすごく感動しました。歌声も、ものすごくきれいでした。

・役者さんの表情や動きが、とても自分が思っていることみたいに表現していて「やっぱりプロは私たちの演技とちがってすごいなぁ」と思いました。私もあんな風にうまくなりたいです。

・英語は分からないけど、ジェスチャーを使ったら分かりやすいと思いました。歌も多かったですが、ダンスも素敵でした。踊っている場面がとてもきれかったです。「こんなにいっぱい練習してお疲れ様です」って思いながら見ました。

・『ジョン万次郎の夢』は最初、敵対していたアメリカと日本が最終的に仲良くなる話かなと思いました。聞き取れないことがあったけど、動きで多分分かりました。

・万次郎が実在していたなんて知りませんでした。

兵庫県立神戸聴覚特別支援学校(兵庫)
複数名

ぼくはこの劇をみて、万次郎の勇気について考えました。鎖国をしている日本からアメリカへと向かい、また鎖国中の日本に戻ってくるという、とても過酷なことなのにも関わらず、万次郎はやり遂げました。それだけではなく、万次郎は、鎖国しなくても、いい国が作れるということを日本に伝えるということもしていました。鎖国中の日本とアメリカを行ったり来たりして、さらには、嵐にも襲われるという生活。ぼくが万次郎だったら、1回アメリカに行ったら、もう戻ってこないようなきがします。万次郎がこのようなことをした理由として考えられるのは、「日本をもっと良い国にしたい」という思いがあったのではないかということです。
このように、ぼくはこの劇をみて、万次郎がどれだけ勇気ある行動をしたかということについて、印象に残りました。

神戸市立盲学校 6年(兵庫)
三橋奏太さん

劇団四季の皆さま

7月5日は『ジョン万次郎の夢』を観げきさせてくださり、ありがとうございました。最初に、万次郎の船が嵐にあった時の所が、音も大きく、本当に船があれくるっている嵐の中にいるみたいで、万次郎、頑張ってと思い、ドキドキしました。
当時は悪者にされていたアメリカ人を信じて、助けてもらい、そこで育ててもらうということには、たくさんの勇気が必要だと思いますが、それだけではなく、日本に帰り、鎖国をしている日本を開くように、何度も言い、何度バカにされても、あきらめずに、いつか夢が叶うと信じて、うったえ続けたということがすごいなと思いました。私も「あきらめなければ夢は必ず叶う」ということを信じて生きていきたいです。

光塩女子学院 6年(東京)
矢橋真祐子さん

夢をあきらめない心

私は、『ジョン万次郎の夢』を観劇して、どんなに否定されても夢をあきらめない万次郎に強く心を打たれました。
まず、あんなにこわがりだった万次郎が、捕鯨船の船長に英語で話しかけられて、必死で読み取ろうとしていた姿。唯一自分だけがアメリカにわたり、言葉は通じなくても、心で通じ合える。その勇気にすごく感動しました。日本に帰ってきあとも、困難の連続だったのに、夢をあきらめず、ただひたすらに希望を追う人生。幕府に認められなくても、夢をあきらめない姿。その全てに心を打たれました。そのつみかさねがあったからこそ、やっと日本の扉を、日本人の心を、世界に開くことができた。あきらめず、努力をしてきたからこそ、夢をはたすことができるんだ、だれだってあきらめず努力をすることができれば夢は必ずかなうんだということを強く胸に刻んでいきたいと思いました。
私は、『ジョン万次郎の夢』を観劇して、自分の中での夢に対する意識が、一気に変わりました。いつだって、だれだって必ず努力はむくわれる。いつかきっと夢をかなえることができる。ということが学ぶことができました。

富田林市立小金台小学校 6年(大阪)
菰敷晴弥さん

人間になりたがった猫

人間

ぼくは、『人間になりたがった猫』は、良くも悪くも「人間」とは何かを教えてくれるものだと感じとりました。人間はやさしく、みんなと協力し、無限の可能性をみいだすことができる生き物であり、自分のよくのため、どんなぎせいもいとわなく、自分さえ良ければ、他はどうなってもいい。そんな生き物でもある。そういう生き物だからこそ、自分しだいで自分の未来を決めることができる。未来を変えれる。なるのならやさしい人がいい。でも、どこかで道をまちがえて、いじわるな人になった人もいる。だから、その人をそのまま放っておけばいいのか。そういうわけでもない。その人は道をまちがえてしまっただけ。なら、もう一度正しい道にもどしてあげればいい。つまりは、その人を救ってしまえばいい。そうして、だれもに手をさしのべた時、そこに「てき」はいない。そんなことをこの作品、『人間になりたがった猫』は考えさせてくれた。ありがとう。

川崎市立宮崎台小学校 6年(神奈川)
稲田実広さん

私は、この『人間になりたがった猫』を見て、人間のすばらしさ、愛することの大切さが分かった気がします。また、この作品は、主人公だけでなく、その周りの人たちの心の変化も分かってすごいなと思いました。
そして、なにより、ダンスや演出がすごいと思いました。けむりや、ライト、音楽を使ってより、リアルさがあり、ひきこまれるような感じがしました。また、ずっとおどったり歌ったりしているのにつかれを見せずにおどっていてすごく感動しました。私がとくに好きなシーンは、スワガードとそのほかの衛兵の人がおどったり歌ったりしているシーンです。おもしろいところや動きがカッコいいところがあり、好きです。
また、私は、タドベリとライオネルの関わりの変化が好きです。最初はタドベリは、親切でライオネルに「いっしょに行くかい?」などという言葉をかけたり、色々教えたりしていましたが、最後の方では、ライオネルと心からいっしょにいたいと思っているし、ライオネルの思いをそんちょうしたりしていて、年がはなれていたとしても、仲間は仲間で変わらないことが分かりました。

浜松市立都田南小学校 6年(静岡)
鈴木音愛さん

ぼくは、こころの劇場『人間になりたがった猫』を見て、心に残ったことが2つあります。
1つ目は、セットについてです。とても細かい所まで作られていて、舞台なのに本当にその場面を見ているようでびっくりしました。特にダンスタンの森とブライトフォードの町はすごかったです。ダンスタンの森では、見事にうっそうとした森が再現されていて、ステファヌス博士が魔法をかけるシーンは迫力満点でした。ブライトフォードの町では、ダンスタンの森にかわってセットと役者さんたちが出てきた時には、どうみても本当の町にしか見えませんでした。
2つ目は、「人間とは」です。ステファヌス博士は、「人間はおろかな生き物だ」と言っていました。たしかに人間はかしこい頭脳を与えられたのに、争いばかりしてきました。しかし、一方で他の人を思いやって助けることのできる心も持っています。このミュージカルにはそんな人の心の美しさに気付かせてくれる力があると感じました。
他の作品も見てみたいです。

浜松市立都田南小学校 6年(静岡)
柘植有人さん

今回のミュージカルには、様々な種類の"人"が登場していたが、そのような関係の中で、仲間の大切さや大切にすることのむずかしさを知ることができた。
欲が深く、自分勝手な人もいれば、仲間のために自分の意思をつらぬいてがんばる人もいる。
主人公の「ライオネル」は、どんな悪人だろうが、すべての命を大切にし、そのために自分ができることをやりとげた。その姿勢から、ライオネルは心がやさしく、強い人だなと思った。にくかったり、自分にとってマイナスになる相手に対して、私はそんなふうに力になることができるだろうか。
これからは、私もライオネルのように「人のためにがんばれる人」になりたい。そして仲間を大切にし、多くの人に信頼してもらえる"人"になることを目標にしようと思う。

川崎市立西菅小学校 6年(神奈川)
鈴木美結さん

「こころの劇場」の実施のため、個人・法人を問わず、広く皆様からのご寄付をお待ちしております。

「こころの劇場」への個人寄付はこちら

お問い合わせ
03-6809-1670

(受付時間:午前10時~午後6時 土日祝 休)

ページトップ