こころの劇場子どもたちからの
感想文

全国各地の子どもたちに演劇の感動を届けるプロジェクト「こころの劇場」。
その観劇後に子どもたちから届いた感想文を紹介します。

2017年度の感想文

嵐の中の子どもたち

私たちに教えてくれること

『嵐の中の子どもたち』は、私たちにたくさんのことを教えてくれました。その中で私が一番学んだことは、考えの違いや気持ちの変化をお互いが認め合う大切さです。
人は十人十色というように、一人ひとり考えは違います。ボブとケンも考え方が違うので、いつもけんかになったのだと思います。ハミングバード村の開拓記念日に子どもだけが残され、冒険を始めることでボブとケンの気持ちは少しずつ変化します。古代遺跡を発見することでケンはボブに素直に謝ります。ボブもその後ケンに謝ります。この二人の気持ちの変化を18人の子どもが受け入れたことはすばらしいことだと思います。普通はすぐに信用できず、ギクシャクした関係が続くと思うからです。18人の子どもは本当にお互いを信用し合える仲だから、受け入れることが出来るのだと感じました。
ハミングバード村を復興させようとして、またボブとケンは対立してしまいます。病気になったビッキーを助けることを通し、気持ちを一つにすることが出来ました。みんなで協力してハミングバード村を復興させたことは本当にすごいなと思いました。

この場面を見て思い出したことがあります。私たちは2011年3月11日、忘れもしない東日本大震災を経験しました。私が住む地域では津波などは起こりませんでしたが、断水、停電、そして家が一部損壊という被害がありました。ハミングバード村も停電をして、大きな被害にあっています。東日本大震災の時、私は6才でした。大きな力になれなかった私と違い、子ども18人で村を直そうとすることがすばらしいと思いました。あの時は幼く、力になれなかった自分も、今は仲間と協力することで何か出来るのではないかと思える場面でした。
認め合える仲間というのはあまり多くはいません。本当の友だちだけが認め合える仲間といえるのです。ハミングバード村には、お互いを認め合い仲間と呼べる18人の子どもがいます。お互いの考えの違いを受け止められたり、気持ちの変化を受け止められたり出来る18人の仲間がいます。お互いの考えの違いや気持ちの変化を認め合うという力は、人々にとって欠かせないということを『嵐の中の子どもたち』は伝えているのではないでしょうか。

今、私の学級でも、違いが認められずお互いの意見が対立してしまうことがあります。フローラのようにお互いの意見を聞いて、気持ちを一つにしようとする人が私の学級にも必要だと思います。私も周りの友だちと一緒に勇気を出して、お互いの意見を聞いて気持ちを一つに出来るために行動したいと思います。そして違いが認め合える本当の仲間となって卒業したいです。

仙台市立荒町小学校 6年(宮城)
石畑 絢華さん

『嵐の中の子どもたち』を観て

ぼくは、『嵐の中の子どもたち』を観て学んだこと、深く心に刻まれたことがあります。
まず学んだことは、素直になることです。ボブのように「古代遺跡があった」とウソをついてからかったり、意地を張ってウソをつき通そうとしたりするようなことは、自分も過去にやってしまった経験があります。負けたくない、という一心で正直にあやまれず、後悔しました。途中でパックが「疑う気持ちが人をだめにするんだね」と言った時、とても重く感じました。ケンが古代遺跡を見た時に、ボブに疑っていたことを謝る場面では、信用する大切さや、素直に受け入れることの大切さを感じることができました。

もう一つ学んだことは、友情の大切さです。子どもたちが18人だけになった時、最初は仲が悪くケンカしていましたが、少しずつ全員が仲良くなり友情が芽生えて、みんなの個性を生かして助け合い、考え合い、そして共に分かち合う良さを知ることができました。ぼくのクラスは、静かで知識が豊富な人と運動が上手な人が多く、欠けているところをみんなでおぎない合うことができるようにがんばりたいと思うようになりました。
また、心に残ったことがあります。それは、感動です。ぼくは、この『嵐の中の子どもたち』を観て、子どもたちの勇気と友情で元気になりました。それだけでなく、全員が楽しそうに笑っている姿に感動しました。温かく、やさしく、初めての感覚でした。この舞台を通して、ぼくは成長できたと思います。

ぼくがこの『嵐の中の子どもたち』から学んだことや心に刻まれたものは、大切な宝物です。輝いた思い出と勇気と仲間の大切さを忘れず、みんなと力を合わせて、協力し合って一緒に歩んでいこうと思います。

名取市立愛島小学校 6年(宮城)
阿部 一誠さん

楽しかった劇団四季

ぼくは、初めて劇団四季の舞台を観た。あっという間の2時間だった。
心に残ったのは、ボブとケンのけんかの場面。激しい音楽に合わせてダンスが始まった。ジャンプしながら相手の頭の上を回転するところはとてもかっこよかった。
次に、ボブのグループが食料を取りにいった場面。ケンたちが目を覚ましたときの行動が面白く、思わず笑ってしまった。
最後に、仲間同士が一致団結した場面。本当によかったと思った。仲間同士で助け合うって大切なんだなと改めて感じた。
学級の行事でも、クラスが一致団結してやってきた。ぼくも、みんなでやる楽しさや、やり遂げた充実感を得ることができた。今回の舞台を観て、協力すればいろいろな困難に立ちむかえるということが改めて分かった。チャンスがあればまた観に行きたい。

鹿児島市立宮小学校 6年(鹿児島)
吉原 怜音さん

ガンバの大冒険

私はこのミュージカルをみて、とても心を動かされました。私は人前に出ることも、話すことも苦手で、おくびょう者です。でもガンバは、おそろしいノロイと戦おう、仲間を助けようと、自分から言いました。私がもしガンバの立場なら、周りの人になんて言われるかな...こわいな...と助けたくてもきっと言いだせません。どんな相手でも仲間を助けるためにたち向かうガンバが、私には、とても勇気がいることをできる、勇者だと思えました。
また、仲間の団結力はすごく大切だな、と思いました。ガンバ1人では、ノロイたちに勝つことはできなかったと思います。でも、仲間といっしょに戦ったから、ノロイたちのさいみん術にもまどわされず、力を合わせて勝つことができたのだと思います。私も、少しずつでも、ガンバに近づけていけたらいいです。チャンスをのがさないで、ちょうせんしてみることも大切だなと思えた、とてもためになるミュージカルでした。

作新学院小学部 6年(栃木)
渡辺 真愛さん

色々な勇気

私は、『ガンバの大冒険』を見て、人を助ける勇気について学びました。ガンバが、チームのリーダーとして、命を落としてしまうかもしれないのに、ツブリたちに助けを求めにいくシーンはとても感動しました。自分をぎせいにしてまで、仲間を助けようとする勇気はすごいと思いました。クラスのみんなは仲間だから、助け合うことが大事だと改めて感じました。クラスのみんなと一緒に学校生活が送れるのはあと少ししかないけれど、あと少しの時間を大切にしてクラス一丸となって助け合えるようにしたいと思います。私の学年は一年生のときからずっと一クラスで仲が良いので、今からあるたくさんの行事は、みんなで助け合いながらがんばり、楽しい思い出をいっぱい残していきたいと思いました。

また私は、演技をするときは役になりきることが大事だと分かりました。はずかしい気持ちがあって、演技が小さくなってしまったら、見ている人が入りこめる作品にならないと思いました。みんなそれぞれの気持ちがあるけれど、勇気を持って役になりきらないといけないと思いました。劇団四季の俳優たちを見ていると役になりきっていて、終わったときにはやりきった、気持ちがよい、という感じだったので、気持ちよく演技ができて、やりきったときの達成感が味わえるのは役になりきってがんばった人への特別なプレゼントだろうと思いました。

他にも、みんなが協力しないと何事も成功しないというということ、一歩踏み出さないと何も始まらないということ、仲間を信頼することの大切さ、最後まであきらめないことの大切さなど、たくさんのことを学びました。今の私には足りないこともたくさんありました。みんなできることとできないことがあるから、それぞれを認め合い、そして何事にも勇気を持って一生けん命になれるようにしたいと思いました。『ガンバの大冒険』を見て学んだことを学校生活などの色々なことに生かしていきたいです。

京都市立安朱小学校 6年(京都)
原田 和香さん

前を向いて生きよう。『ガンバの大冒険』をみて、そう思った。
このミュージカルは、主人公のガンバが仲間と協力して、残酷なイタチに立ち向かっていくもの。
私はガンバたちから感じたことがたくさんある。一つは優しさ。困っていたら手をさしのべる。そんな優しさに心があたたかくなった。そして、信じる心。仲間を信じ、自分を信じることで乗り越えられる何かがある。信じることで光が差しこんでくる。また、喜び。仲間と困難を乗りこえ、喜びをわかちあったとき、自然と笑顔になっている。

特に、先を見つめて進んでいく姿に心を動かされた。大切な仲間とのお別れのあと、悲しみにのまれるのではなく、仲間の分までがんばろうと先を見つめて歩き出す。そんなガンバにあこがれる。
私は今年、運動会のリレー選手に選ばれなかった。とてもくやしくて、ずっとそれを引きずっていた。けれども今は、持久走大会があるじゃないか、それに向けて練習しよう、と思えるようになった。過去ばかり見ていた自分が、はっきりと前を向くことができた。

これから私は、どんなに悲しいこと、つらいこと、くやしいことがあっても、後ろをふり返るのではなく、前を向いて生きていきたい。何事も、今できることを探し、見つけて一歩ずつ進んでいこうと思う。まわりには信じ、喜びあうことのできる仲間がいることを忘れないようにしながら。
私の大冒険はこれから始まる。

東広島市立寺西小6年(広島)
大西 結子さん

ページトップ